ピックアップテーマ
（イメージ）
認証・表彰川崎汽船は16日、ESG投資の世界的な投資指標であるDJSIの「Asia Pacific Index」（アジア・パシフィック・インデックス）構成銘柄に、2011年以来11年連続で選定されたと発表した。
DJSIは、企業の持続可能性への取り組みを経済・環境・社会の3つの側面から評価し、その取り組みが優れていると評価された企業を構成銘柄に組み入れている。このうち、アジア・パシフィック・インデックスは、アジア太平洋地域の大手企業609社を評価の対象とし、上位153社（うち日本企業77社）を構成銘柄に選定している。
DJSIは1999年に発足した、世界で最も歴史のあるESG投資指標であり、企業の持続可能性への取り組みを重視する投資家が、投資先を選定する際の重要な基準となっている。
川崎汽船はサステナビリティへの取り組みを経営の重点課題とし、気候変動問題をはじめとする社会課題の解決に貢献すべく、取り組みを本格化させている。ことし3月に最初の船が完成したLNG（液化天然ガス）を燃料とする次世代型環境対応自動車専用船のさらなる導入拡大を図るとともに、22年度から23年度にかけては、風力を活用した自動カイトシステム「Seawing」（シーウィング）を搭載した大型ばら積船や、LPG（液化石油ガス）を主燃料とする大型LPG運搬船の導入を予定している。
11月には「2050年温室効果ガス排出ネットゼロへの挑戦」との中長期目標を設定。新燃料によるゼロエミッション船の導入をはじめとする、自社の温室効果ガス排出削減への取り組みの強化を図るとともに、洋上風力発電などの再生可能エネルギー関連事業の支援船や、水素やアンモニア等の新エネルギーの輸送など、社会の脱炭素化に向けた事業の支援にも積極的に取り組むことを打ち出している。
川崎汽船は、サステナビリティ経営を通じて持続可能な社会の実現に貢献するとともに、成長戦略の推進と企業価値の向上に努めていく。
