福山通運がN響｢有馬賞｣受賞、青少年育成活動評価

▲（左から）NHK交響楽団理事長・今村啓一氏、渋谷育英会理事長・小丸成洋氏（出所：福山通運）

認証・表彰福山通運は17日、関係団体の渋谷育英会がNHK交響楽団（N響）より「有馬賞」を受賞したと発表した。

渋谷育英会は2013年から毎年、N響を広島県福山市に招いて「伸びゆく子どもの未来とともに 渋谷育英会N響コンサート」を開催。これまで同市内の延べ8000人の小中学生を招待するなど、地域の青少年育成と音楽芸術の発展に貢献したことを賞賛した。

有馬賞は、N響副理事長を務めた故・有馬大五郎氏の生前の音楽界への貢献とN響育成の偉業を記念して1981年に設けられた。N響の発展に顕著な功績をおさめた関係者や団体などを受賞の対象としている。

渋谷育英会は、未来を担う子どもたちの教育支援を目的に福山通運創業者の故・渋谷昇氏が85年6月に設立。奨学金の貸与事業をはじめ、教育機関や文化振興を行う地域団体や青少年の健全育成活動を行う団体への支援や不登校児童・生徒の問題に取り組んでいる。

福山通運は渋谷育英会の活動を通して、今回の受賞を契機として青少年育成や教育文化の振興、地域社会の発展に取り組む。