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アートコーポ、商号「アート引越センター」復活

2021年12月6日 (月)

(出所:アートコーポレーション)

ロジスティクスアートコーポレーション(大阪市中央区)は6日、2022年1月1日付で「アート引越センター」へ商号を変更すると発表した。ヤマトホールディングス傘下のヤマトホームコンビニエンス(東京都中央区)が22年1月17日付でアートコーポレーションのグループ会社に加わるのを契機として、グループ各社の使命を明確にすべくブランド名と社名の統一を図り、創業時の商号を復活させる。

アートコーポレーションは1968年設立の「寺田運輸」を前身として、77年に国内で最初の引越し専業会社としてアート引越センターを設立。引越しを運送業ではなく「サービス業」として発展させた。90年には生活総合産業を目指し、引越しサービスにとどまらない事業の多角化と顧客サービスの拡充を図る方向性を鮮明にするため、商号をアートコーポレーションに変更した。

現在では中核である引越し業で培ってきた品質と信頼を基盤に、グループ各社で引越し事業を主軸に、国内物流事業、住宅関連事業、保育事業、物販事業などの生活関連まで事業領域を拡大している。

アートコーポレーションが今回の商号変更で「引越」の文字を復活させる背景は、ヤマトホームコンビニエンスのグループ化を契機として、引越しビジネスのメインプレーヤーとしての地位を獲得するために事業基盤を強化していく意思を明確化する狙いがありそうだ。

アートコーポレーションは「新しい時代においても、創業時のチャレンジ精神を大切にしながら『暮らし方を提案する企業』の実現を目指し、顧客の暮らしに寄り添った新鮮なサービスを提供していく」と話している。

新商号の英文表記は「ART MOVING COMPANY」(アート・ムービング・カンパニー)とする。