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環境意識高まり応募2万点突破、SGエコ絵画コン

2021年12月9日 (木)

ロジスティクスSGホールディングスが主催する、全国の小学生を対象とした「エコメッセージ絵画コンクール」の応募作品数が2万点を超え、過去最高の2万197点となった。同社が9日、発表した。

同社は「小学校のSDGs教育の広がり」が背景にあると見ており、最優秀作品に当たる環境大臣賞作品(高学年の部)では「砂ばく化していく世界で獲物を探している鳥をかいて、動物がどんどん減っていることを伝えるためにかきました」(古田歩夢さん、6年生)というメッセージとともに描かれたインパクトの強い作品を選定。これを含む106点を入選作品として決定した。

環境大臣賞(高学年の部)に選ばれた古田歩夢さんの作品「獲物がいない」

審査員のひとりは古田さん(6年生)の作品について「獲物がまったくいない、荒れ果てたかつての森を呆然と見ている子が強いインパクトを与える作品だ。こんな状態にしないために、私たちが何をすべきなのか、みんなで考えて行動しようという思いが伝わってくる」(奥真美氏、東京都立大学都市環境学部教授)、「よく勉強された生態系の知識に基づくメッセージを、オレンジの色相に絞られた美しい画面に、鳥の物悲しい表情によって切なく表現されている」(福岡貴彦氏、東京都図画工作研究会顧問)などと評価した。

環境大臣賞(低学年の部)受賞作品

環境大臣賞(低学年の部)は、兵庫県の坂本陸さん(2年生)による「ゆたかな森」が受賞した。

SGホールディングスによる「全国エコメッセージ絵画コンクール2021」は、全国の小学生を対象に、子供たちが絵画を通して楽しみながら環境や未来について考え、環境意識を高めることを狙いとして、14年から実施。19年度からはSDGsをテーマに取り入れた教材で事前学習を行ってから絵画制作に取り組むプログラムへと変更し、SDGsへの意識向上に取り組んでいる。

「全国エコメッセージ絵画コンクール2021」の詳細(特設ウェブサイト)