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SBSグループ、21年はM&A加速とロボ導入着手

2021年12月13日 (月)

▲本格導入の決まったEVトラックの前で記念撮影するSBSHD鎌田正彦社長(右)

ロジスティクスSBSホールディングスは13日、同社グループが2021年に取り組んだ主要な話題をまとめ、発表した。積極的なM&A戦略を加速させるとともに、ロボティクスの導入も本格的に開始した。

21年は1月29日に東洋運輸倉庫の株式取得手続きを完了。4月27日には古河電工の物流子会社、古河物流の株式取得を発表し、12月1日に手続きを終えた。古河物流は同日から社名を「SBS古河物流」に変更、SBSグループの一翼を担う物流会社として、電子部品や大型構造物などの輸送業務を本格稼働させた。

4月1日にはSBSロジコムが旭新運輸、SBSフレックが日ノ丸急送の全株式を取得。7月にSBSリコーロジスティクスがジャス、10月にもSBS即配サポートがアイアンドアイを買収するなど、「地方の配送力強化」を目指したスモールM&Aも数多く実施した。

SBS東芝ロジスティクスでは3月に「棚搬送ロボット」20台を導入。10月に「画像一括検品システム」を開発・導入し、生産性向上と省人化に取り組んだ。SBSリコーロジスティクスは10月に「物流センター横浜金沢」を開所。「オートストア」を含む最新システムやマテハン設備を導入した。

また10月には、車両排出CO2の削減強化に向けて、EVトラックの本格導入を開始。グループ内のラストワンマイルの車両2000台を5年でEVに置き換える計画を打ち出した。