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ECルーフィ（東京都中央区）は14日、地域の店舗を1つのサイトに集積したネットスーパーのECモール御用聞きモール「マルクト」事業で、複数の加盟店を横断購入できる機能を追加し、ネットスーパーの「モールプラットフォーム」サービスとして提供を開始したと発表した。
マルクトは、地域の店舗で商品をまとめて購入（一括決済）し、まとめて届ける（一括配送）という「ネットスーパーのモール」を展開。スーパー・ドラッグストア・スイーツ・和菓子屋・洋菓子屋など、日常の買い物をウェブ上で横断的に買いまわることができる。
これまでのネットスーパーは個別の小売企業が展開してきたため、1企業の店舗でのみ注文できるものだったが、マルクトでは地域の複数の小売店舗に加盟してもらうことでモールを形成し、地域店舗の商品を横断的に一括注文・一括配送。加盟店は初期費用を抑え、品揃えや配送料の負担も出店者同士でシェアしていく——というサービスを提供する。
▲モールプラットフォームにおける一括決済・一括配送の仕組み（出所：ルーフィ）
同社は「ネットスーパーの展開にはシステムや配送網の整備・維持にかかるコストのほか、運営ノウハウ・品揃えなどの課題もあり、単独では事業展開や運営継続が困難な事業者が少なくない。マルクトはそのような課題を解消することで、アフターコロナでの地域社会の活性に貢献し、今後は1号エリア内での加盟店の拡大、そして都心部を中心にエリア拡大を計画している」と、事業の拡大に意欲を示している。
