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オリンパス、グループ物流事業を再編し業務効率化

2021年12月17日 (金)

M&Aオリンパスは17日、連結子会社のオリンパスロジテックス(相模原市南区)を吸収合併すると発表した。合併は22年4月1日付で実施する予定だ。オリンパスグループにおける物流事業の再編による業務効率化が狙いだ。

オリンパスは、業務改善や業績・組織の健全性を向上するための企業変革プラン「Transform Olympus」(トランスフォーム・オリンパス)を推進。重点施策の一つである「End-to-End(エンド・ツー・エンド、E2E)サプライチェーントランスフォーメーション」について、部品調達から製品納品までの全体を統合したE2Eサプライチェーンを構築することで、顧客満足度やビジネススピードの向上、コスト効率化、在庫最適化を目指している。

こうした取り組みの一環として、オリンパスグループ製品の倉庫保管業務や国内外の販売店・顧客への流通機能を担うオリンパスロジテックスを、グループ全体のサプライチェーン戦略立案機能を担うオリンパスのサプライチェーンマネジメント部門に統合。物流ソリューションの提案力強化やグローバルでの調達・製造・販売機能との連携強化を図る。

オリンパスロジテックスはオリンパスの完全子会社であるため、今回の吸収合併に伴う株式や金銭などの割り当てはない。オリンパスは、今回の合併による連結業績への影響について「軽微」としている。