ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

センコー、EC非対面返品サービスの物流業務を受託

2021年12月24日 (金)

ロジスティクスセンコーは24日、三菱商事が展開するレンタル・EC(電子商取引)商品の返却・返品を非対面で行うサービス「SMARI」(スマリ)の物流業務を受託したと発表した。

少子高齢化や共働き世帯の増加に加えて、新型コロナウイルス感染拡大などによる社会環境の変化を反映して、宅配ニーズが高まりEC市場が急拡大している。SDGsの達成目標年である2030年を見据えて、循環型経済の構築に社会的な 注目が集まるなかで、レンタル・シェアリングサービス、返品無料といった付加サービスの普及が進み、利用者がEC事業者へ商品を返送する「静脈物流」の需要も高まっている。

▲スマリサービスのスキーム(出所:センコー)

▲専用BOX(出所:センコー)

SMARIは専用ボックスをローソンの店舗を中心に3大都市圏の3000か所に展開。多くのレンタル・EC事業者と提携している。このたびの物流業務受託により、ローソンの配送車両が各店舗から回収し物流センターに集約した返品・返却商品を、グループの東京納品代行(千葉県市川市)の手で各EC事業者へ配送。既存物流網を活用して配送するため物流コストを抑えるとともに、低・脱炭素化につながるグリーン物流の推進や循環型経済の構築にも貢献する。

センコーは、アパレルをはじめとした顧客へのSMARIサービスの紹介や、小売店舗への専用ボックス設置など、三菱商事と共同で事業の拡大に取り組んでいく。