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深夜割引見直し検証、走行履歴連携まで完了

2026年3月3日 (火)

ロジスティクスNEXCO東日本、中日本、西日本の高速道路3社は3日、高速道路の深夜割引見直しに向けたシステム整備の進捗を公表した。利用者の走行時間や走行経路などをまとめた走行履歴情報を作成し、還元額計算用の機器へ連携するデータ連携機能の構築が完了したとしている。今後は、深夜割引適用時間帯の走行距離に応じた還元額が正しく算出されるよう、一連のシステムの動作確認と検証を慎重に進める。新制度の運用開始時期は、作業状況を踏まえて改めて示すとしている。

深夜割引は、交通容量に余裕のある夜間の高速道路利用を促し、一般道沿道の環境改善につなげる。現行制度は0時‐4時に少しでも走行すればETC車を一律3割引とする一方、割引適用待ち車両の滞留や、運転者の労働環境悪化が課題とされてきた。見直し案では、割引対象時間帯の走行分のみを3割引(後日還元)とし、対象時間帯を22時‐翌5時へ拡大する。あわせて400キロ超の長距離逓減制の拡充も盛り込む。

一方、割引適用距離を増やす目的での速度超過など「無謀な運転」を抑止する観点から、深夜割引の対象距離に上限を設ける考えも示している。22時‐翌5時の利用時間(休憩含む)に応じて対象距離の上限を設定し、大型車以上の貨物自動車などは1時間あたり90キロ、それ以外は105キロを基準とする。無休憩運転の抑制を意図し、最大30分の休憩を加味する設計としている。

システム面では、料金所ETCレーンや本線上の専用アンテナで取得する通過地点・通過時刻などの走行記録を集約し、走行履歴情報を作成したうえで還元額を算出する。過去に発生したETCシステム障害を踏まえ、データ破損などの検出機能の追加実装や、動作確認・検証に十分な時間を確保する必要性にも言及した。深夜割引の見直しは物流事業者の運行計画や休憩取得にも影響し得るため、制度設計とシステム信頼性の両面での詰めが続く。

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LOGISTICS TODAY編集部
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