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Mujin、ファンケル物流センターに知能ロボを導入

2022年1月27日 (木)

荷主Mujin(ムジン、東京都江東区)は27日、ファンケルが新設した「ファンケル関西物流センター」(大阪府門真市)内で知能ロボットを稼働させたと発表した。パレットからの荷下ろしとピース品のコンテナ投⼊の作業を自動化した。

Mujinが今回、ファンケル関西物流センターで稼働したロボットは、「MujinRobot(ムジンロボット)デパレタイザー」2台と「MujinRobotピースピッカー」2台の計4台。


▲(左から)デパレタイザー、ピースピッカー(出所:Mujin)

ファンケルは、⾼品質で安定した物流ニーズへの対応として、Mujinのムジンロボットデパレタイザーを導入。パレット上の段ボールやコンテナの荷下ろしを⾃動化することで、現場従事者の負担軽減と業務効率の向上につなげた。

段ボールとコンテナの取り扱いを1台のロボットで対応。到着したワークを3次元ビジョンで認識し、装着されているハンドで取り扱いができないと判断した場合には、別のハンドへ⾃動で切り替える。本来2台必要なロボットが1台で済むことから、⼤幅な作業スペースのコンパクト化や設備費削減を実現した。

さらに、ムジンロボットピースピッカーを活用して、箱型商品やパウチタイプ商品などのピース品をピッキングしてコンテナへ投⼊する⼯程を⾃動化。3次元ビジョンで商品の位置姿勢を把握し、必要に応じて⾃動で専⽤のハンドに切り替えることで、取り出し元のコンテナの隅にあるなど商品をつかみにくい場合でも対応することが可能になった。

商品の転倒防止や中敷き除去、段ボールに詰まった商品を直接取り出してコンテナへ投⼊する機能など、現場における手間の削減や省力化に貢献している。

■ファンケル関西物流センター内で稼働する様子(出所:Mujin)