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センコー、2台分を1人で運ぶダブル連結トラック

2022年1月27日 (木)

ロジスティクスセンコーは27日、大型車2台分の貨物をドライバー1人で輸送できる「ダブル連結トラック」の出発式を、フジテックの東京フィット(東京都大田区)で執り行ったと発表した。トラックは2021年春に開始した「物流バス」のサービスメニューの一つとして運行する。

旭化成ホームズ(東京都千代田区)とフジテックの協力のもと、ダブル連結トラックで2社の貨物輸送を開始。ダブル連結トラックを途中で切り離し、別々の納品先まで同時に配送するのは、国内初の取り組みという。

▲1人のドライバーで大型車2台分を運ぶダブル連結トラック(出所:センコー)

集荷した大型車2台をセンコーの拠点で連結させ、高速道路の長距離区間をドライバーが1人で輸送。途中、ダブル連結トラックのドッキングステーションでドライバーが交代することで、連結を切り離す地点まで1人のドライバーで輸送できる。切り離し地点で大型トラックとセミトレーラーの2台に分かれた後、同時に別々の納品先に配送する。

センコーは、今回のダブル連結トラックのサービスを、近年のドライバー不足や、2024年の法改正によるドライバーの時間外労働短縮の対応策として位置付ける。今回の運行開始を契機として、ドライバーの拘束時間とCO2排出量のダブル削減に貢献する施策であることを広く訴求し、環境対応を推進する企業としての付加価値向上につなげる。

センコー、長距離幹線で「物流バス」サービス