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福通ダブル連結トラック、下関と福山間で新規運行

2021年7月30日 (金)

ロジスティクス福山通運(広島県福山市)は7月29日、全長25メートルの「ダブル連結トラック」を新たに下関支店(山口県下関市)と福山主管支店(広島県福山市)間で7月28日に運行を開始したと発表した。国土交通省が策定したダブル連結トラック運行対象路線の拡充を受けて、導入エリアを広げる。ダブル連結トラックは物流ビジネスの最適化や環境負荷低減を推進する象徴的な取り組みとして注目されており、福山通運は今後も運行台数を増やしていく方針だ。

今回の新規運行では、下関支店と福山主管支店の間を中国自動車道、山陽自動車道、国道2号を経由して結ぶ。福山通運による25メートルの「ダブル連結トラック」の運行は、2017年10月に愛知県北名古屋市と静岡県裾野市の間で開始して以来、今回で5路線目となる。

ダブル連結トラックは、1台で通常の大型トラック2台分の輸送が可能となる。幹線輸送の効率化をはじめ、ドライバーの労働環境改善やCO2排出削減による環境負荷の低減に貢献する取り組みとして、国土交通省なども普及を促進している。

福山通運のダブル連結トラック運転有資格者(けん引免許保有者)は1578名(2021 年 6 月末現在)で、今後さらに運行台数を増やしていく予定だ。

「25メートルダブル連結トラック」(出所:福山通運)