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丸和運輸機関のEC物流子会社、茨城に物流センター

2022年2月1日 (火)

国内丸和運輸機関は1月31日、連結子会社の日本物流開発(東京都板橋区)が茨城県土浦市に物流センターを新設すると発表した。EC(電子商取引)物流事業における業績拡大と物流効率化を推進する狙い。投資総額は32億円で、2023年6月の完成を目指す。

日本物流開発はEC物流事業の流通加工業務を強みとする。丸和運輸機関と2020年8⽉に経営を統合してからは、物流領域における事業ポートフォリオの拡大をさらに推進している。

新しい物流センターは、日本物流開発としてはこれまでにない大型の投資案件と位置付け、今後の事業拡⼤の拠点とする戦略を掲げる。ことし4⽉には日本物流開発と丸和運輸機関の協業による「デジタル営業推進チーム」を発足させる計画で、マーケティングの強化とEC物流事業のさらなる拡大に取り組む。

新センターでは、既存の物流センター4か所を集約するとともに、新規顧客誘致を推進する。小・中規模のECサイト運営企業に対して、付加価値の高い流通加工を含めた物流サービスの代行を担う機能を想定している。

丸和運輸機関は日本物流開発の新センター新設を契機として、今後もEC物流事業の強化を推進するとともに、シナジー効果の創出を見込めるM&Aも模索していく方針だ。

■日本物流開発の新センターの概要
所在地:茨城県⼟浦市上坂⽥1467
敷地面積:1万6344平方メートル
建設面積:1万8742平方メートル(予定)
交通:常磐自動車道「⼟浦北インター」1キロ