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M&Aセンコーグループホールディングスは3日、太陽光路面発電パネルやリユースEVバッテリーの開発を手がけるMIRAI-LABO(ミライラボ、東京都八王子市)と資本業務提携を結んだと発表した。資本金7.3億円(2021年12月時点)のミライラボに対して5億円を出資する。
センコーグループでは電気自動車(EV)や太陽光発電で用られる「蓄電池の生産・販売・リサイクル」といった物流プラットフォームの構築を昨年から本格化しており、ミライラボとの結びつきを強化することで、プラットフォームの構築を加速させる狙い。
ミライラボは太陽光路面発電技術、蓄電技術、省エネ照明技術を軸に多様な省エネ環境製品の開発、中古EVバッテリーの劣化診断、リユース製品の開発などを手がけており、センコーグループは同社と資本の結びつきを強めることで、ミライラボの提携先企業が展開する「省エネルギーを目指した製品の調達・生産・販売・リユース・リサイクルに関わるサプライチェーン全般」を対象に物流サービスを提供する。
併せて、センコーグループ各社が今後新設する物流センターや店舗ビジネスに、提携先企業が開発する省エネルギー製品やサービスを積極導入して提携の相乗効果を生み出すとともに、グループ全体で電気トラックなど環境対応車の導入を広げるきっかけにしたい考え。

▲EV用バッテリー循環の詳細(出所:センコーグループHD)