アスマル、24時間稼働倉庫を活用したキャンペーン展開

ECヤマト運輸は29日、アスクルの関連会社「アスマル」がヤマトグループの「Today Shopping Service」（TSS）を使ったクロネコメンバーズ向けキャンペーンを、10月4日から開始すると発表した。

TSSは24時間フル稼働の倉庫システムと宅急便の物流インフラを融合させて商品の「即日配送」を実現した、ヤマトグループ独自の法人顧客向けサービス。また、アスマルは「明日のeマルシェ」を略したもので、物流力・調達力に強みを持つアスクルが消費者向け生活用品ネット通販に本格参入するため、消費者向けネット販売にノウハウを持つネットプライスドットコムと共同出資で2009年11月に設立した。

激戦区である消費者向け通販市場に参入しシェア拡大を図るアスマルは、「顧客の『ほしい』気持ちに即座に答え、感動を届ける」として、今後の物流戦略の差別化を図るためのテストケースとして、約550万人のクロネコメンバーズを対象とした販売キャンペーンの実施を決めたもの。

TSSは深夜24時までに注文した商品を、最短で翌朝届けるロジスティクスサービスで、24時間365日稼動のオートメーション化された倉庫システム「オートピックファクトリー」で、あらかじめ預けた商品を注文したその日に出荷可能となる。

キャンペーンでは、アスマルへの初回注文で「お薦め商品」を集めた特別セット「HappyBOX（ハッピーボックス）」を5000個限定で販売する。ハッピーボックスは、アスマルの顧客に好評なティッシュ・トイレットペーパー・コーヒー・文具など、参加メーカーの商品や海外のデザイナーが手掛けた生活用品計16点をパッケージにした初回購入者限定のパッケージ。
■アスマルのURL
http://www.asmaru.com/