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M&Aニッコンホールディングスは4日、安川電機傘下で北九州市八幡西区に本拠を構える運送会社「安川トランスポート」を買収すると発表した。
3月1日付で、安川電機の物流子会社である安川ロジステック(北九州市八幡西区)から、安川トランスポートの株式86%を取得し、社名を「ニッコン北九」へ変更する。安川トランスポートが安川電機グループから受託している輸送業務は、ニッコングループ入り後も継続する。
ニッコンホールディングスは、安川トランスポートを子会社化することで、九州北部の輸送力を強化するとともに、首都圏や関西圏などから出発するトラックの帰り便を確保するなど、九州で拠点を拡大することで得られる相乗効果を狙う。
安川トランスポートは1951年12月に設立された運送会社で、2021年2月期の業績は売上高15億9000万円、営業利益5000万円。
ニッコンホールディングスは「ほかの地域運送子会社と同様にニッコンの屋号を冠し、北九州を中心とした集配力の強化を図りながら、幹線の輸送効率も高めていきたい」と話している。株式取得額は非公表。