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ヒューリック、三郷市に環境配慮の大型マルチ施設

2025年8月5日 (火)

拠点・施設ヒューリックは4日、埼玉県三郷市で開発を進めていた物流施設「ヒューリックロジスティクス三郷」が完成したと発表した。首都圏の人口集積地に近接した立地で展開するヒューリックロジスティクスシリーズの第6号物件であり、三郷北部土地区画整理事業区域内では初の物流施設となる。三郷エリアでの大型マルチテナント型施設の新築は3年ぶりで、すでに一部区画は成約済みという。

施設は東京外環自動車道・三郷西インターチェンジ(IC)から2.5キロに位置し、首都高速道路や常磐自動車道と連絡する三郷ジャンクションを活用することで、都内、広域への配送拠点としての機能を持つ。JR武蔵野線・吉川美南駅からも徒歩圏内にあり、雇用確保の観点でも優位性がある。

▲ヒューリックロジスティクス三郷外観(出所:ヒューリック)

建物は地上4階建ての鉄骨造、延床面積5万6883平方メートル。1階、2階に接車可能なスロープ型構造で、1000坪から3500坪(3306平方メートルから1万1570平方メートル)の多様な区画設定により最大7テナントが入居可能。床荷重1平方メートルあたり1.5トン、梁下有効高5.5メートルを標準とし、一部には冷凍・冷蔵設備対応の電気容量を確保し、4階には倉庫内空調も備える。トラックオペレーションにも配慮し、大型ウイング車対応の大開口シャッターを採用。バースは24時間の車庫利用に対応し、定格2.5トンフォークリフトの走行や充電エリアも整備されている。

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▲(左から)倉庫内、バースおよびバース内駐車場(出所:ヒューリック)

共用部には就業者向けラウンジ「LOUNGE3310(ミサト)」を設置。休憩、食事、商談など多様な利用を想定した空間づくりがなされており、地域の風景写真を取り入れたアートワークによって、地域性への配慮も図られている。加えて、一部テナント区画には専用のドライバー休憩室も設けた。

環境性能面では、BELS(5つ星)、CASBEE(Aランク)、DBJ Green Building(4つ星)の認証を取得し、1350キロワットの太陽光発電設備を導入。ZEB認証も取得しており、環境配慮型施設としての要件を満たす。耐震性・BCP対策にも注力し、建築基準法比1.25倍の耐震強度、72時間対応の非常用発電設備、災害時用トイレ、電気設備の高層階設置などを備える。

「ヒューリックロジスティクス三郷」概要
所在地:埼玉県三郷市彦糸2-149ほか(三郷北部土地区画整理事業区域)
アクセス:東京外環自動車道・三郷西ICから2.5キロ、JR武蔵野線・吉川美南駅から徒歩17分
敷地面積:2万4329平方メートル
延床面積:5万6883平方メートル
構造:鉄骨造、地上4階建て
完成:2025年7月

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