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包装ロボ世界市場、年13%成長で30年に1.7兆円に

2022年2月7日 (月)

(イメージ)

調査・データReport Ocean(レポートオーシャン)は4日、包装用ロボットの世界市場は2022年から毎年12.8%のペースで成長し、30年には151億米ドル(1兆7400億円)に達するとの予測を明らかにした。

コーディングや充填、シール、運搬など多様なパッケージング作業を行うために設計されているパッケージロボットは、物流現場における業務効率化策の一環として導入が進んでいる。

今後の成長エンジンとなるのは、EC(電子商取引)サービスのさらなる普及による取扱量の増大と、経済成長のよる都市化の進展の二つの要因だ。

ECサービスの普及・定着は、新型コロナウイルス感染拡大で一気に加速した。包装用ロボットは、こうした宅配ニーズの高まりに比例して現場での需要が高まり、物流現場のDX(デジタルトランスフォーメーション)化の一環として積極的な導入が進むとみられる。

さらに、新興国の経済発展による宅配など荷物の輸送需要の高まりが拍車をかける。商品を包装して輸送するプロセスが求められることから、その作業を支援するロボットへの注目は必然的に高まる。その結果、包装用ロボットの需要は世界的に拡大すると分析する。

包装用ロボットの世界市場では、先進技術の浸透により北米が最も高いシェアを占めると予測。アジア太平洋地域では、中国やインドを中心に顕著な成長を示すとみている。