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野村不、埼玉県上尾市と新座市で物流施設を稼働

2022年2月17日 (木)

拠点・施設野村不動産(東京都新宿区)は17日、高機能型物流施設「Landport」(ランドポート)シリーズにおいて、「Landport上尾I」(埼玉県上尾市)と「Landport新座」(同新座市)の建築工事が完了したと発表した。Landport上尾Iはことし3月、Landport新座はことし2月下旬にそれぞれ稼働する予定だ。

Landport上尾Iの本体棟は、梁下有効高6.5メートルと高積み保管が可能な仕様が特徴で、保管型の物流ニーズを意識した。Landport新座は、冷蔵・冷凍・常温の3温度帯に対応できる施設として整備。ともにEC(電子商取引)関連の荷物を取り扱う物流施設と位置付ける。今回の2物件の完成により、Landportシリーズは計24棟となる。

両施設ともに、利用企業の業種(カテゴリー)を物件ごとまたはフロアごとに特定し、標準仕様にカテゴリー特有の機能を付加した、野村不動産独自の「カテゴリーマルチ型」として整備。入居企業や地域社会の需要に対応した発想を採り入れている。

▲Landport上尾Iの外観(出所:野村不動産)

Landport上尾Iの本体棟は、日清製粉グループ本社の持分法適用会社である日本ロジテムが、物流センターとして全フロアを賃借することが決まっている。敷地内に併設する3棟の危険物棟については、2022年4月中旬以降の入居テナントを募集中だ。

首都高速道路埼玉大宮線与野出入口や首都圏中央連絡自動車道(圏央道)「桶川北本インターチェンジ(IC)」を経由して、首都圏各地をはじめ東北や甲信越、東海など広域輸送拠点としても活用できる立地が強みだ。国道16号や国道17号などの主要な幹線道路にも近接しており、目的地に応じた走行ルートの選択も可能。物件周辺は住宅街が広がり従業員確保の観点でも優位性が高い。

▲Landport新座の外観(出所:野村不動産)

Landport新座は、関通が全フロアを賃借し東京主管センターとしての活用が決定。2階から4階までの3フロアに作業用空調を実装し、機能性と快適性を追求しているのが特徴だ。L字バースを採用し、高頻度の入出庫にも対応している。

関越自動車道「所沢IC」に近く、首都圏をはじめとする近距離から広域のアクセスに対応可能な立地だ。国道254号や国道463号を活用した東京都内へのスムーズな配送にも適している。

Landport上尾Iの概要
所在地:埼玉県上尾市堤崎362-1
敷地面積:2万9054平方メートル
延床面積:5万6884平方メートル
構造:鉄骨造、4階建て
交通:首都高速道路埼玉大宮線与野出入口から7.5キロ、圏央道「桶川北本IC」から7.8キロ、JR高崎線「上尾駅」から4.0キロ
着工:2020年7月21日
完成:2021年11月19日
Landport新座の概要
所在地:埼玉県新座市中野1-13-5
敷地面積:1万4016平方メートル
延床面積:2万9048平方メートル
構造:混構造(柱RC+梁S)、4階建て
交通:関越自動車道「所沢IC」から2.1キロ、JR武蔵野線「新座駅」から4キロ
着工:2021年11月18日
完成:2022年2月15日

▲施設周辺の広域地図(クリックで拡大、出所:野村不動産)