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野村不動産のLandport上尾II、満床で稼働

2022年5月19日 (木)

拠点・施設野村不動産(東京都新宿区)は19日、埼玉県上尾市にカテゴリーマルチ型物流施設「Landport(ランドポート)上尾II」が18日に完成し、満床で稼働したと発表した。

▲Landport上尾IIの外観(出所:野村不動産)

「Landport」シリーズ初となる、フロアごとに異なるカテゴリー(業種)を想定した仕様とし、温度帯保管など幅広いニーズに応えられる。実際にEC(電子商取引)系や医療機器系、出版・書籍系など様々な業種の企業が入居した。

4階建てで、各階に接車可能なランプ型施設。温度帯保管を想定し、1階に保管温度0度まで対応できる床断熱加工を備える。4階には作業用空調(夏期30度以下、冬期20度以上)もある。オールシャッター化により柔軟なレイアウトに対応。省エネ、環境負荷軽減のため全館LED照明や屋根を使った太陽光発電を導入した。


▲(左から)カフェテリア、倉庫内装イメージ

立地は、首都圏中央連絡自動車道(圏央道)「桶川北本インターチェンジ(IC)」から7キロと、都心への配送と広域配送の両方に対応する。国道16号・17号など主要幹線道路にも近接。周辺はさいたま、上尾両市の住宅街で、雇用確保の面でも優位性がある。上尾エリアでは、首都高速道路の延伸計画などもあり、輸配送の利便性が今後向上する見通しだ。近くでは、すでにLandport上尾Iも満床稼働しており、同社は2つの施設を核に関東エリアの物流ニーズに応えていく。

カテゴリーマルチ型物流施設は、入居企業の業種を物件やフロアごとに特定し、カテゴリー特有の機能を標準仕様として付加した施設であり、同社はLandportIIでその実績を積み上げる考えだ。

施設概要
所在地:埼玉県上尾市堤崎420-1
交通アクセス:首都高速道路「与野出入口」7.6キロ、圏央道「桶川北本IC」7.9キロ、JR高崎線「上尾駅」4.0キロ
敷地面積:3万1221平方メートル
延床面積:7万6701平方メートル
構造:鉄筋コンクリート造と鉄骨造、耐震、4階建て
着工:2020年10月1日