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M&A福岡地所（福岡市博多区）グループのエフ・ジェイエンターテインメントワークス（福岡市博多区）は18日、ロジプラス（福岡市東区）、フィックスアップ（福岡市中央区）と共同出資し、EC（電子商取引）事業者に物流サービスを提供する新会社エフ・ジェイロジ（福岡市博多区）を設立し、ことし3月1日に事業を始めると発表した。
エフ・ジェイエンターテインメントワークスは2021年11月、ECサイト・モール上のショップ運営者から消費者に商品を運ぶEC物流ビジネスに参入した。新型コロナウイルス禍などを契機とした消費スタイルの多様化で、輸送品質のさらなる向上や倉庫など拠点確保を進めたいEC事業者の意向に対応するため、EC物流ビジネスの拡大を決定。新会社のエフ・ジェイロジに事業を譲渡することで、EC物流の事業基盤の強化を図るとともに、専門性の醸成やより最適なソリューション提案につなげる。
EC市場が急成長を続けるなかで、物流拠点や販路の拡大を目指す事業会社に対する幅広い提案から、ECビジネス参入を目指すスタートアップの支援まで、新たな物流サービスをよりスピーディーに提供していく。
エフ・ジェイロジは、EC事業会社の商品在庫の保管・管理業務を代行。注文商品の倉庫内でのピッキングや発送伝票の発行、梱包などの加工を行った上で出荷し、購入者へ届けるなどの物流業務を受託する。EC事業会社は商品開発や品質向上にかかる取り組みの時間やコストを確保することができる。
▲EC事業会社に代わって物流のアウトソーシングを担う（出所：福岡地所）
共同出資するロジプラスは、物流総合コンサルとして幅広い物流拠点ネットワークを有するほか、フィックスアップはEC通販物流専業として物流品質で優位性を持つ。
エフ・ジェイロジは、EC物流業界で強みを持つ両社のノウハウを活かしながら、強力な物流拠点ネットワークの構築と、優れた物流品質を確保していく。さらに、EC事業者やWMS（倉庫管理システム）各社との連携を強化し、最新の物流センターを用いた営業を展開する。
