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軽油・ガソリン価格高騰抑制の補助金、大幅拡充へ

2022年2月25日 (金)

行政・団体岸田文雄首相は25日朝の記者会見で、軽油やガソリン価格の高騰を抑える補助金を拡充する方針を明らかにした。政府はことし1月27日から、ガソリンの店頭価格が170円を超えた際に1リットルあたり上限5円を石油元売り各社に支給している補助金を大幅に引き上げる。

24日に始まったロシア軍によるウクライナ侵攻をきっかけに原油価格が急騰していることを受けて、国民生活や企業活動への影響を緩和する狙いがある。

▲記者会見の様子(出所:内閣広報室)

岸田首相は記者会見で、原油価格の高騰への対応として「当面は激変緩和事業を大幅に拡充・強化し、小売価格の急騰を抑制する」との考えを強調した。

24日のニューヨーク原油市場は、原油価格の国際指標であるウエスト・テキサス・インターミディエート(WTI)原油先物価格が、7年7か月ぶりに1バレル=100ドルを突破。ウクライナ情勢の緊迫化でロシアやウクライナ経由のエネルギー輸出が途絶えるのではとの観測が広がった。