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軽油店頭154.2円で前週比1.7円上昇、高騰継続か

2022年3月9日 (水)

(イメージ)

調査・データ経済産業省資源エネルギー庁が9日発表した石油製品の店頭現金小売価格調査によると、3月7日時点の1リットルあたりの軽油価格は154.2円で、前週から1.7円上昇した。値上がりは9週連続となる。

2008年9月29日の155.8円以来、13年5か月ぶりの高値水準。都道府県別では、鳥取県で前週から3.5円上昇するなど、46都道府県で値上がり。値下がりしたのは滋賀県(0.1円下落)のみだった。

ロシアによるウクライナ侵攻をはじめとする世界的な政治・経済動向の不透明感が強まるなかで、軽油価格の推移は先の見えない状況が続いている。

世界の原油相場は異次元レベルでの高騰が続いている。米ニューヨーク原油市場は、世界価格の指標となるWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエイト)の原油先物価格は、8日終値で1バレル=123.70ドルに達するなど、急騰に歯止めがかからない。

ウクライナへの侵攻を続けるロシアへの経済制裁を強める動きが広がるなかで、世界有数の産油国でもあるロシアが原油の供給を制限するのではとの思惑から、原油価格の上昇局面が続いている。金融機関も軒並み原油価格の予想を引き上げている。国内では今週に入って、軽油やガソリン価格の値上がりが目立つなど、いよいよウクライナ情勢を契機とした原油高騰の影響がじわじわと広がってきた。

■都道府県別の軽油価格(単位:円)
地域2月28日3月7日増減
北海道155.2157.72.5
青森150.7152.11.4
岩手148.7150.31.6
宮城149.2150.31.1
秋田151153.72.7
山形159.2161.62.4
福島150152.82.8
茨城147.8148.70.9
栃木149.6151.11.5
群馬154.3155.61.3
埼玉147.2149.42.2
千葉148.31512.7
東京155155.30.3
神奈川146.61481.4
新潟154.3156.72.4
長野161.71642.3
山梨153.11551.9
静岡152154.32.3
愛知150.7152.82.1
岐阜152.5154.21.7
三重151.7153.31.6
富山155.21571.8
石川148.4150.31.9
福井152.2154.42.2
滋賀153152.9-0.1
京都153.81551.2
奈良149150.11.1
大阪151.7153.72.0
兵庫147149.92.9
和歌山149.4152.43.0
鳥取158.4161.93.5
島根155.4158.12.7
岡山146.71492.3
広島155.2156.21.0
山口152.2153.41.2
徳島147148.61.6
香川150.81532.2
愛媛151.2153.42.2
高知155.8155.90.1
福岡150151.51.5
佐賀153.9156.42.5
長崎161.5163.52.0
熊本149.11500.9
大分154.4156.52.1
宮崎155.4156.61.2
鹿児島162.2163.41.2
沖縄156.4157.30.9
全国152.5154.21.7