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東急不動産、埼玉県狭山市でBTS型物流施設を完工

2022年2月28日 (月)

拠点・施設東急不動産(東京都渋谷区)は28日、物流施設ブランド「LOGI’Q」(ロジック)シリーズで7棟目となる「LOGI’Q狭山日高」(埼玉県狭山市)の建築工事が完了したと発表した。テナント企業のニーズに応じてオーダーメードで設計するBTS型として開発した。

▲LOGI’Q 狭山日高 外観写真(出所:東急不動産)

(出所:東急不動産)

LOGI’Q狭山日高は、狭山市の都市計画における狭山工業団地拡張地区内に立地。東急不動産は、土地区画整理段階から事業に参画した。地区内には、東急グループのセントラルフーズ(東京都品川区)が食品工場を新設。両敷地にまたがる従業員専用緑道も整備するなど、東急グループの一体開発事業となっている。

LOGI’Q狭山日高は、LOGI’Qシリーズでも首都圏で最大規模の開発案件。首都圏中央道路自動車道「狭山日高インターチェンジ」や国道407号に近く、首都圏各地への配送が可能な立地なのが特徴だ。41台分の着車スペースを確保したトラックバースを整備したほか、27台分のトラック待機場も設けた。

東急不動産は、施設の計画段階でテナント企業の既存の物流センターで従業員座談会を開催。物流施設における就業ニーズなどのヒアリングに基づき、「従業員がより働きやすい空間」の提案を実現した。LOGI’Qシリーズで初めて、設計協力を専門のデザイナーに依頼。SIGNAL(東京都渋谷区)が全体のデザイン設計を監修した。

▲エントランス(出所:東急不動産)

エントランスは、LOGI’Qの基本仕様であるルーバーにグリーンを装飾し、当地の名物である「狭山茶」の茶畑をモチーフにしたアートを装飾。従業員連絡用掲示板や腰掛となるスツールも用意した。従業員専用カフェテリアには、テーブルやカウンターとともにソファ席も配置し、全従業員にとって居心地よい空間を創出。小上がりスペースも設けてくつろげる休憩スペースとした。気軽に体を動かせるぶら下がり棒の設置や、壁に施設周辺のエリアマップをデザインするなど、従業員同士のコミュニケーション活性化を促す仕掛けを施した。

LOGI’Q狭山日高の概要
所在地:埼玉県狭山市広瀬台4-5
敷地面積:5万2391.46平方メートル
延床面積:11万3850.45平方メートル
構造:鉄筋コンクリート造・鉄骨造、4階建て
着工:2020年8月1日
完成:2022年2月28日