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CBcloud、初の物流倉庫を埼玉県川口市に開設

2022年2月28日 (月)

(出所:CBcloud)

拠点・施設CBcloud(CBクラウド、東京都千代田区)は3月1日、創業以来初めてとなる物流倉庫「CBcloud川口デポ」を埼玉県川口市に開設する。東京23区にほど近い場所で荷物を一時的に集約・保管。配送先までの距離やリードタイムを短縮するほか、荷主と配送パートナーを直接つなぐ同社の配送プラットフォーム「PickGo」(ピックゴー)の機動力とも合わせることで、多様な配送ニーズに応えながら、より速く効率的な配送を可能にしていく。

同社は川口デポについて、トランスファーセンター(通過型物流センター)とディストリビューションセンター(在庫型物流センター)の双方の機能を持つ物流施設であることを特徴と強みにかかげる。

▲左からCBcloud川口デポの外観、倉庫内の様子(出所:CBcloud)

加えて、ピックゴーによる配送、デポに合わせた仕様に自社開発した既存の宅配効率化システム「SmaRyu(スマリュー)ポスト」といった、同社がこれまで築いたサービスをフル活用した一気通貫型サービスを提供していく。

これにより、東京23区内へECの即日配送を、持続可能な形で実現することが可能となる。宅配以外にも、リコール品の回収などの静脈・集荷物流、在庫商品の保管と即時補充など、物流に関わるさまざまな用途にも対応する。

このほか、荷主のコストの最適化や、その先にいる顧客に対し、待ち時間のない集荷や、いつ荷物が届くかの可視化などを行うことで、「質の高い顧客体験を提供していきたい」としている。

川口デポの開設は、この構想の実現を後押しするものだとしている。これまで大手物流企業では対応が難しかった深夜・早朝の時間帯などの配送にも対応することで、荷主企業の細やかな配送ニーズの補足や、大手物流企業の配送力強化を支援することも可能となる。

同社は「ピックゴーを、単に車両を手配する『配送マッチング』ではなく、荷主の多種多様な物流ニーズに対応できる『配送プラットフォーム』へ進化させ、荷主の価値、配送パートナーの価値、双方を上げるエコシステムの構築を目指していく」とコメントしている。