荷主オカムラは28日、中国のフォークリフトメーカーの杭叉集団と合弁契約を締結したと発表した。
杭叉集団は、中国・杭州市を拠点とするフォークリフトメーカーグループ。中国全土に強固な販売ネットワークを持ち、物流向けを中心とした強固な営業体制を構築している。
中国ではEC(電子商取引)サービスの急速な普及・定着に伴う消費スタイルの多様化により、物流ビジネスへのニーズの高度化が進む。それに対応した物流関連企業によるロボットなど先進機器の導入の動きが広がっており、杭叉集団は急速に存在感を高めている。
オカムラは、こうした先進的なフォークリフトの販売網を抱える杭叉集団のネットワークを活用することで、中国における営業機会の獲得につなげる。
オカムラグループは、中期経営計画において海外事業の強化を全社横断取組課題として掲げ、中国・東南アジア市場を重点市場として取り組む。オカムラグループの機器開発における設計力・生産技術と、杭叉集団の販売基盤を融合することにより、中国における物流システム事業の拡大を目指す。