
▲DPL沖縄豊見城(出所:大和ハウス工業)
拠点・施設大和ハウス工業は14日、建築工事を進めていたマルチテナント型物流施設「DPL沖縄豊見城」(沖縄県豊見城市)が完成したと発表した。
ことし9月に完成予定の「DPL沖縄豊見城II」を含めて2棟で構成する沖縄県最大級の物流施設開発プロジェクト。東アジア・東南アジアを含めた国際物流の結節地点としての役割を期待される沖縄県の那覇空港周辺では、物流施設の整備が進んでおり、今回の大和ハウス工業のプロジェクトもこうした動きの一環だ。
那覇空港から車で15分圏内に位置するDPL沖縄豊見城は、那覇市を中心とする人口の密集地域に近く従業員確保の観点でも優位性が高い。最大で100人まで対応できる保育施設の併設も予定するなど、従業員への最適な就労環境に配慮している。
機能面では、冷凍▽冷蔵▽定温(15~20度)▽常温--の4温度帯に対応した設備を設けることで、低温加工食品のコールドチェーンに求められる品質や衛生管理が可能になる。食品関連の物流需要が高い地域性も考慮した仕様とする。