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大和ハウス、沖縄最大のマルチ物流施設近く着工

2021年1月12日 (火)

拠点・施設大和ハウス工業は12日、沖縄県豊見城市に同県最大のマルチテナント型物流施設「DPL沖縄豊見城」と「DPL沖縄豊見城II」の2物件を開発する、と発表した。総事業費は2施設合わせて219億円で、DPL沖縄豊見城は2月1日に、DPL沖縄豊見城IIは4月1日にそれぞれ着工する。

▲DPL沖縄豊見城、DPL沖縄豊見城IIの竣工イメージ(出所:大和ハウス工業)

新型コロナウイルスの感染拡大を背景にECに関連する物流量が増加し、製造会社が材料・商品の在庫量を積み増す形でサプライチェーンの再構築が進んでおり、同県でも2013年から19年にかけ、那覇港の貨物取扱量が30%以上増えるなど、物流倉庫の根強い需要を見込めると判断した。

新施設は、沖縄コンベンションセンター6個分に相当する延床面積12.3万平方メートル(DPL沖縄豊見城4万平方メートル、DPL沖縄豊見城II8.3万平方メートル)の広い物流スペースを確保し、貸床面積は最小7000平方メートルから利用できるようにすることで、最大13社が入居。特にIIでは、テナント企業の従業員が仕事と子育てを両立できるよう保育所を施設内に併設する。2施設とも冷凍・冷蔵・定温(15-20度)・常温の4温度帯に対応する。

立地面では、24時間の通関や深夜の離発着が可能な沖縄那覇空港から5キロ、浦添ふ頭から11キロと、航空・海上輸送のいずれも利用しやすく、地域住民が増加傾向にある豊見城市に開発することで、労働力確保にも配慮する。

■「DPL沖縄豊見城」建物概要
名称:「DPL沖縄豊見城」
所在地:沖縄県豊見城市字与根西原50番110
敷地面積:2万9762.76平方メートル(9003.23坪)
延床面積:3万9970.6平方メートル(1万2091.1坪)
構造・規模:鉄骨造2階建て
設計監理:浅井謙建築研究所・MPデベロップメント設計共同企業体
施工会社:大林組
着工日:2021年2月1日
竣工日:2022年3月14日
駐車台数:乗用車197台、トラック119台
総事業費:72億円

■「DPL沖縄豊見城Ⅱ」建物概要
名称:「DPL沖縄豊見城Ⅱ」
所在地:沖縄県豊見城市字与根西原50番114
敷地面積:5万3273.43平方メートル(1万6115.21坪)
延床面積:8万3201.64平方メートル(2万5168.54坪)
構造・規模:鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄骨造3階建て
設計監理:浅井謙建築研究所・MPデベロップメント設計共同企業体
施工会社:未定
着工日:2021年4月1日
竣工日:2022年8月31日
駐車台数:乗用車293台、トラック155台
総事業費:147億円