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三菱ふそう、小型EVトラックの次世代モデル発表

2022年3月17日 (木)

荷主三菱ふそうトラック・バス(MFTBC、川崎市中原区)は16日、小型電気トラック「eCanter」(イーキャンター)次世代モデルの試作車両を同社喜連川研究所(栃木県さくら市)で公開した。トラックのEV(電気自動車)化を加速させるため、EVに関する設備投資を拡充する方針も明らかにした。

▲公開された次世代モデルの試験車(出所:三菱ふそうトラック・バス)

同社は代表的な商用車ブランドとしてイーキャンターを2017年に提供開始し、20年には先進安全装備を拡充した改良モデルを発売。今回公開した次世代モデルは、車両ラインアップの充実によって様々な用途に対応でき、航続距離や安全性能をさらに改良した大規模量産型として発売を計画している。今後の開発プロセスでは、寒冷地や温暖地、国内や海外など様々な環境条件下で100万キロのテスト走行を実施する。

MFTBCは39年に国内の新型車両すべてを電動化するビジョンを掲げており、「商用車の電動化を推進し、関連設備への投資を拡大していく」(安藤寛信社長)としている。喜連川研究所では21年からことしにかけて、高出力急速充電器やバッテリー分解室、外部給電機能の試験設備を併設したEV試験棟を相次いで設置し、次世代モデルの試験設備として使用される。