三菱ふそう、EV電欠時の代替輸送費用を補償

▲「eキャンター」次世代モデル（出所：三菱ふそうトラック・バス）

産業・一般三菱ふそうトラック・バスは15日、電動トラックが電池切れ（電欠）となった際に代替輸送費用を補償する保険プログラムの提供に向け、東京海上日動火災保険と保険契約を結んだと発表した。電欠時の代替輸送費用の補償は、乗用車向けも含めて国内で初めて。

三菱ふそうが2023年春に発売する電気小型トラック「e（イー）キャンター」の次世代モデル向けに、ダイムラー・トラック・ファイナンシャルサービス・アジア（東京都港区）が提供するフルカバーサービスのグリーンリース契約に加入する緑ナンバー（事業用）車両が対象。

補償には、電欠だけでなく事故で積載物の輸送が不可能となった場合も含め、ユーザーがイーキャンターで本来運ぶはずだった積載物を目的地まで代替輸送する費用をカバーする。

補償期間は車両のリース契約期間となり、年に1度まで、最大5万円を補償する。マーシュジャパン（東京都港区）が保険代理店として事故時の顧客との連絡や保険金請求手続きなどをサポートし、保険金は東京海上日動から顧客に支払われる。