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中小向けトラック設備導入支援、予算超過で抽選に

2022年4月14日 (木)

公募・入札全日本トラック協会(全ト協)は13日、国土交通省の2022年度補正予算による、中小トラック運送事業者向けのテールゲートリフター、トラック搭載型クレーン、トラック搭載用2段積みデッキなどの導入支援事業について、補助金の申請額が予算額を9000万円上回ったため、交付対象は要件を満たす中から抽選で決定したと発表した。消費スタイルの多様化を反映した輸送ニーズの高度化を受けて、こうした設備・機器の導入に向けた機運が高まっていることを示唆している。

申請件数は全体で737件で、うちテールゲートリフター587件、クレーンとデッキが合わせて150件だった。3つのトラック用設備のうち、1回の申請で異なる設備なら2台目まで申請できたが、当初の要領通り1台目の申請額が予算額を上回ったことで2台目の交付は実施せず、とした。

予算額1億2000万円のところ、1件目だけでテールゲートリフター521台分の9540万円、クレーンとデッキを合わせた141台分の8440万円、計1億7980万円が申請されており、この時点で予算額を大幅に超過。2台目の申請を合わせた申請額は2億980万円にも上った。

予算の範囲内で交付する必要があるため、補助金の交付要件を満たした申請の1台目を対象に抽選で交付対象を決定。737件の申請のうち、テールゲートリフター469台分、クレーンとデッキの合わせて90台分が交付対象となった。

抽選の状況はYouTubeの動画で確認でき、結果は全日本トラック協会の資料で確認できる。

■抽選結果
https://jta.or.jp/pdf/yushi_jyosei/tgl2022/kekka.pdf

■抽選動画