ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

丸和運輸機関、東北にBCP物流の情報発信拠点

2022年4月19日 (火)

▲仙台長町未来共創センター(出所:丸和運輸機関)

環境・CSR丸和運輸機関は15日、仙台市、東北大学災害科学国際研究所、フクダ・アンド・パートナーズ(F&P、東京都中央区)とともに、ことし4月1日に開設した仙台長町未来共創センター(仙台長町FC、仙台市太白区)を活用した企業防災などの推進に関する協定書を4月6日付で締結した、と発表した。

BCP(事業継続計画)物流をコア事業の一つとする丸和運輸機関は、仙台長町FCをこうした取り組みの情報発信拠点として位置付ける。

仙台長町FCはF&Pが開発を担当。平時は環境性能に優れたオフィスとして機能し、地震などの非常時は非常用電源や避難施設として機能する防災型のリバーシブルビル。協定は仙台長町FCを活用し、4者が有する災害に対する知見や技術をもって相互に協力することで、地域における企業防災と事業継続に寄与するとともに、震災の教訓と伝承につなげることを目的とする。

▲AZ-COM BCPギャラリー(出所:丸和運輸機関)

同FC内には丸和運輸機関の3PLサービス名を冠した「AZ-COM(アズコム)BCPギャラリー」を開設。情報発信を目的としたギャラリーとしてだけでなく、食料品や衛生用品、ライトなど防災備蓄品用の備蓄倉庫の機能を併せ持つ。セミナー会場や会議室としての貸し出しも想定されている。

同社はギャラリーの活用により、「産学官の共創に取り組み、サプライチェーンを支える持続可能な物流企業を目指す」としている。同FCは丸和の一般社団法人AZ-COM丸和・支援ネットワークが構築した、会員企業がBCPを強化することでつながる物流網を指すBCPネットワークの強化・拡大を図るため、BCP委員会東北支部の活動拠点としても活用する。