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国際海運の環境対応へESG・SDGs価値「見える化」

2022年4月19日 (火)

(出所:サステナブル・ラボ)

環境・CSRサステナブル・ラボ(東京都千代田区)は19日、乾汽船との業務提携に向けて基本合意したと発表した。

サステナブル・ラボのESG・SDGsデータプラットフォーム「TERRASTβ」(テラストベータ)を提供することで、乾汽船のハンディサイズバルカー(ハンディ船)の配船を効率化するための情報ネットワークシステム「Vessel Information Board」(ベッセル・インフォメーション・ボード、VIB)利用者に対して、温室効果ガス削減などのデータを可視化。国際海運分野のESG・SDGs価値の向上に貢献する狙いだ。

商流がグローバル化・複雑化し、サプライチェーン全体のリスク・機会のマネジメントが必要な時代となるなかで、グローバル物流の幹である海運業界のESG・SDGs価値を見える化する機運が高まっている。

特に、地球温暖化への対応は世界的に喫緊の重要課題となっており、国際海運の分野でも早期の温室効果ガスのゼロエミッション実現が国際的な目標とされている。乾汽船は、外航海運事業者として温室効果ガス削減への貢献策を検討してきた。

乾汽船が提供するVIBは、荷主やブローカーと船舶の空き情報を共有することで、ハンディ船の空荷航海を減らし、環境負荷及びコストの削減に資する情報ネットワーク。サステナブル・ラボは乾汽船との連携により、国際海運のESG・SDGs価値の見える化に取り組むことにより、持続可能な社会の実現に貢献していく。