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鴻池運輸、子ども支援活動で規格外食品を無償提供

2022年4月22日 (金)

環境・CSR鴻池運輸は21日、社会福祉団体などによる子ども・子育て支援活動として、自社で製造・販売している冷凍食品を無償提供すると発表した。まず東京都渋谷区で社会福祉協議会を中心に行われている諸活動に提供し、順次他県にも広げる。フードロスの削減をはじめとする持続可能な社会づくりに貢献する企業姿勢を示すことで、企業価値向上につなげる狙いだ。

▲「とろ鯖煮付け」(出所:鴻池運輸)

鴻池運輸は、運送業を核に冷凍食品の製造やEC(電子商取引)サイト運営など多角的に事業を展開している。無償提供する食品は、大阪の自社工場で調理し、ふだんECサイト「魚匠えびす」で扱っているもの。規格外で使えなかった「アウトレット食材」を活用することで、フードロスを削減する。

提供先は市民団体などの連合体「渋谷区こどもテーブル」。加盟団体は、子ども食堂や学習支援、お絵かき、工作、昔の遊び体験などの活動を行っており、そこに来る子どもたちに提供する。最初の取り組みとして、4月には2つの活動グループに「とろ鯖煮付け」を180食ずつ提供した。