セイノーと福通、SDGs実現にパートナー拡大へ

▲（左から）福山通運小丸社長 、セイノーHD田口社長（出所：福山通運）

環境・CSRセイノーホールディングスと福山通運は26日、SDGs実現に向けた共同の取り組みについて、パートナー企業を拡大していく方針で合意した。

両社は2013年3月、大規模災害発生時における相互協力と、共同配送商品のエコデリバリーに関する業務提携を締結。以来、共同でSDGs実現を目的とした事業展開を行ってきた。

両社は社会課題解決に向けた事業戦略の遂行は単体では限界があるとし、各社が持つノウハウの共有や、共創を推進させることが必要と主張する。多くの企業・団体とパートナーシップを築くことで、高次のSDGsを実現するための大きな推進力につなげていく。

2022年度に両社が検討する目標については、ブロックトレインやダブル連結トラックの共同運行▽トラックのEV（電気自動車）化を推進するためのEVステーション共同利用▽過疎地域におけるドローン輸送▽DX活用による顧客の利便性向上や効率化につながる出荷支援システムの連携▽交通安全教育の共同実施▽ウクライナの戦争避難民救済のための人道支援――の6項目を設定している。