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商船三井系がラピュタに出資、港のロボット化視野

2022年4月27日 (水)

財務・人事商船三井グループの投資会社MOL PLUS(MOLプラス、東京都港区)は27日、物流ロボット開発のラピュタロボティクス(同江東区)への出資を決めたと発表した。将来、港湾へのロボット導入にラピュタのノウハウを生かしたい考えだ。

今回の出資は、ラピュタが先週発表した総額64億円の資金調達の一部。米投資銀行のゴールドマン・サックスを中心に複数社が協調して第三者割当増資を引き受けるものだが、個別の出資額は公表していない。

MOLプラスにとって、ロボティクス企業への投資は初のケース。ラピュタが得意とする、複数台のロボット同士を連携させるAI(電子頭脳)技術や、庫内ロボット「ラピュタPA-AMR」の導入実績などを評価している。陸運を中心としたこうした技術を、将来は港のコンテナヤードの自動化などに応用したい考えで、出資を機に両社協力して可能性を探る。