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ラピュタ、64億円調達しAMRの営業強化へ

2022年4月22日 (金)

財務・人事ラピュタロボティクス(東京都江東区)はこのほど、米投資銀行のゴールドマン・サックスなどから64億1500万円の資金を調達したと発表した。看板商品である庫内ロボットの営業活動を中心に、クラウド型ロボット制御システムの改良、新製品開発などに充てる。

(出所:ラピュタロボティクス)

ラピュタの第三者割当増資をゴールドマン(幹事会社)や伊藤忠商事系の投資ファンド、取引先の事業会社など10社が引き受けた。2015年に始めた一連の資金調達の3回目で、累計調達額は106億円となった。

調達した資金の大部分は、協調型ピッキングアシストロボット「ラピュタPA-AMR」の拡販に充てる。認知度向上のため、営業担当者の採用や関西地方の事務所開設、代理店網の拡充などを進め、シェア拡大を図る。

その一環として、同機の導入を検討している中規模倉庫向けに、1か月半、格安料金で試せる「体験プログラム」を行う。同機を10台程度導入でき、一定程度の広さとスタッフ数の倉庫が対象だ。機械の輸送費別で、99万円で同機を試せる。

開発面では、クラウド型ロボット制御システム「rapyuta.io」(ラピュタ・アイオー)の改良や、それを活用した新たなロボット開発に資金を投じる考えだ。