M&Aスイス・チューリッヒ工科大学発ベンチャーで、東京都江東区に本社を置くRapyuta Robotics(ラピュタロボティクス)は2日、UPSサプライチェーンソリューション・ジャパン(東京都港区)との間で、物流倉庫向けの自律型協働ロボット(AMR)の導入に向けた覚書を締結したと発表した。
UPSは2021年度中に、ラピュタのロボット管理プラットフォーム「rapyuta.io」を搭載したピッキング用AMRを導入し、「ポストコロナ時代のレス接触を念頭に置いた、柔軟かつ効率的な倉庫オペレーションを目指す」としている。
UPSはすでにラピュタが提供するシミュレーターに、導入候補先の出荷情報や商品情報、レイアウト図などを入力し、AMRを導入後の動線や期待生産性を分析する作業を開始。一般的に、AMRは従来のマテハン機器と比較して生産性の予測が難しいものの、ラピュタのシミュレーターは現場の状況の再現に長け、稼働するロボットの台数とスタッフの人数に応じた詳細な試算が可能という。