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三菱倉庫とラピュタ、資本業務提携で自動化推進

2022年5月17日 (火)

(イメージ)

M&A三菱倉庫とラピュタロボティクス(東京都江東区)は17日、資本業務提携を締結したと発表した。両社協力して物流現場での自動化ソリューションの普及を一層加速させるという。

三菱倉庫は、ラピュタが実施した第三者割当増資の一部を引き受ける形で同社に出資した。両社は出資額や出資比率を公表していない。両社はロボティクスソリューションに関する様々な実証実験に向け、協業を進めていく。

三菱倉庫は、2022年から24年までの経営計画で、先端技術の活用による高付加価値サービスの開発を基本方針のひとつに位置づけており、その一環でラピュタとの提携に至った。ラピュタは協調型ピッキングアシストロボット「ラピュタPA-AMR」などの開発技術で定評がある。三菱倉庫は今回の提携でロボティクスなど省人化テクノロジーと人のコラボレーションによる高効率運営を目指すとしている。

今回の出資は、ラピュタが4月に公表した64億円の資本増強の一部に当たる。ほかに米投資銀行のゴールドマンサックスや商船三井グループの投資会社などが増資引き受けに応じている。ラピュタは調達資金をロボットの販売促進や新たな技術開発にあてている。