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杉村倉庫が中計発表、顧客深耕とDX推進テーマに

2022年4月28日 (木)

(イメージ)

財務・人事杉村倉庫は4月28日、5か年の中期経営計画を発表した。業績目標として、2021年度の営業利益11億7500万円から、最終年度の26年度には13億1500万円への引き上げを目指す。

経営理念である、常に顧客ニーズを先取りし期待に応える▽物流業務を通じて社会に貢献する▽株主、従業員への豊かさを還元する――に則り、持続的かつ安定的な成長を目指すことを基本方針とする。主力の物流事業は、既存事業の顧客深耕と新規顧客の開拓を経営の両輪と位置づけ、収益と物流品質、さらにDX(デジタルトランスフォーメーション)推進による生産性の向上にも取り組む。

事業戦略では、グループ連携強化や新規顧客への営業の推進、DX推進による競争力の強化などに注力し、M&Aによる事業拡大も検討していく。顧客ニーズに沿った拠点展開やDXによる事務、荷さばきなどの業務工程の改善を図っていく。

サステナビリティへの取り組みでは、環境に配慮した事業活動、健全な労働環境の確保と持続的成長を支える人材の確保、健全な経営を行うための社内ガバナンス体制の堅持などを挙げた。人材育成に関しては、指示を待つ受身な社員ではなく、自ら課題に立ち向かう自律型社員の育成を目指す。