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国交省、アセアン物流人材育成へ「集中講義」を実施

2022年6月3日 (金)

行政・団体国土交通省は3日、日本とアセアンの交通連携の枠組みにおける物流人材の育成支援事業として、ラオス国立大学の学生やラオス公共事業運輸省の行政官などに対する「物流集中講義」をオンライン形式で実施したと発表した。

▲ラオス国立大学における講義の様子(出所:国土交通省)

今回の事業は、アセアンにおける物流マネジメント人材の育成を支援するため、日本とアセアンにおける交通連携の枠組みにおいて、2015年より公益財団法人SGH財団の協力のもと、ラオス国立大学の学生やラオス公共事業運輸省、ベトナム・ホーチミン交通大学に対して実施している。

今回は、物流現場の改善に関するサプライチェーン・マネジメントや3PL、BCP(事業継続計画)についての講義のほか、SGホールディングスグループの次世代型大規模物流センター「Xフロンティア」(東京都江東区)のバーチャルツアーを実施した。さらに国交省の担当者が、コールドチェーン物流における日本とアセアンの交通連携や国際標準化の取り組みを紹介した。

国交省はアセアンにおける物流分野の健全な発達の支援には、現地の優秀な物流人材の確保・育成が不可欠であることから、今後も官民連携による物流人材育成事業を引き続き実施していく方針だ。22年度中にホーチミン交通大学に対する講義も予定している。