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渋沢倉庫、BYDと車載バッテリーの再利用で提携

2022年6月23日 (木)

環境・CSR電動車両販売のビーワイディージャパン(BYDジャパン、横浜市神奈川区)と、渋沢倉庫(東京都江東区)は23日、電動車両の利用やバッテリーのリサイクルで業務提携したと発表した。

▲調印式に臨む(左から)BYDジャパン・劉学亮社長、渋沢倉庫・大隅毅社長(出所:渋沢倉庫)

それによると、渋沢倉庫グループがBYD製の電動フォークリフトとEV(電気自動車)商用バンを順次導入するとともに、両社協力して使用済みバッテリーの循環利用に向けた枠組みづくりに取り組む。バッテリーを電動フォークリフトやバンで1次利用した後、倉庫施設や他の物件の定置型蓄電池にし、通常電源や災害時の非常用電源として2次利用する。さらに、低容量のバッテリーでも活用できる設備で3次利用する。最終的に、使用済みバッテリーのパーツを再資源化する。こうした循環利用の枠組みを構築することで、物流業務でのCO2排出削減と資源の有効利用を推進する。

BYDジャパンは、中国のテクノロジー企業であるBYDの日本法人で、2005年の設立以降、電気バスをはじめとする電動車両事業のほか、ソーラーパネルや産業用蓄電システムなどの環境エネルギー事業を展開している。渋沢倉庫との提携を機に、これまで主に中国仕様だった電動フォークリフトを日本仕様にする車両改良を進める。