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+Aとギーク、ロボ連携で新サービス/関西物流展

2022年6月24日 (金)

イベントプラスオートメーション(+A、東京都港区)とギークプラス(東京都渋谷区)は23日、「第3回関西物流展」のブースで、+Aのソーティングロボット(仕分けロボット)とギークプラスのピッキングロボットを組み合わせた新ソリューションを公開した。

▲ブースで開かれたセミナーの様子。プラスオートメーションCMOの大西弘基氏(左)とギークプラス営業本部ソリューショングループディレクターの嶋田由香里氏(右)が講演した。

両社が展開する、仕分けとピッキングの機能を持つロボットシステムを組み合わせることにより、新たな価値を創造する挑戦だ。倉庫現場における人手不足など解決すべき問題が顕在化するなかで、物流ロボットに対するニーズが高まっている。一方で、国内外の多様な領域のプレーヤーが物流ロボットにビジネス機会を見出し、相次いで参入している。

+Aとギークプラスは、様々な物流ロボットが登場するなかで、現場における問題解決力がより高いロボットシステムの提供を進めるために連携してソリューションを展開することとした。

両社が創出を目指す効果は、「ピッキングロボットの台数削減」「BtoB用途への拡張」「配送費の削減」の3点。

ピッキングロボットの台数削減については、ロボットの走行距離や倉庫の稼働時間、入出荷能力、ロボット搬送回数について、両社のロボットを組み合わせてより効果的な実績を出すことで、初期コストを抑える。

BtoB用途への拡張については、ソーティングロボットにて品番を集約し、AGV(無人搬送車)へ入荷することで入荷時の効率性を高める。配送費の削減については、AGVで出荷ピッキングや梱包を完了した荷物を各配送業者の希望する仕様で仕分けすることで、配送業務の効率化・最適化につなげる。

▲ピッキングロボットの台数を削減してソートロボットを組み込むことで、出荷能力の向上と初期コストの削減を達成する