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商船三井など、次世代燃料の外航LPG船を共同開発

2022年6月27日 (月)

ロジスティクス商船三井と常石造船(広島県福山市)、三井E&S造船(東京都中央区)の3社は24日、アンモニアを燃料とする外航LPG(液化石油ガス)輸送船の建造に向けた共同開発を開始したと発表した。世界的に脱炭素化への関心が高まるなかで、次世代のクリーンエネルギーとして注目されるアンモニア燃料を戦略的に活用することにより、海上輸送におけるニーズを取り込む狙いだ。

開発するのは、燃焼時にCO2を排出しないアンモニアを燃料として使用できる主機関を搭載した中型アンモニア・LPG輸送船。貨物として積載するアンモニアを一部燃料として使用する。

アンモニアの外航輸送の半数以上を担う船型で、主要なアンモニアやLPGの出荷・受入港へ入れるほか、多様な航路への投入も見込めるなど汎用性の高さが特徴だ。商船三井が策定した環境ビジョンで2020年代の運航を目標としていた「ネットゼロ・エミッション外航船」の1番船として、26年ごろの運航を予定する。

▲外航LPG輸送船のイメージ(出所:商船三井)