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SCイノベーション大賞、食品物流会議など受賞

2022年7月12日 (火)

(出所:経済産業省)

認証・表彰経済産業省はこのほど、国内でのサプライチェーン全体の最適化に向けた企業の取り組みを表彰する「サプライチェーンイノベーション大賞」の2022年度受賞者を発表した。

大賞は味の素やカゴメなどの食品メーカーで作る「食品物流未来推進会議」(SBM)と日本加工食品卸協会(日食協)物流問題研究会、納品リードタイム延長問題ワーキンググループ(WG)の3者が連名で受賞した。納品リードタイム延長の取り組みと、フードサプライチェーン全体におけるサステナビリティの追求に取り組み、持続可能な物流構築に努めたことが評価された。

優秀賞の一組は東急ストア(東京都目黒区)と伊藤忠商事子会社の日本アクセス(同品川区)。最適な物流を構築するため、両社と物流パートナー会社の3社で物流改善プロジェクトを発足させ、庫内や配送の場面で3社が役割分担して改善策を実施した。

例えば、倉庫内でメーカーの入荷遅れによるドライバーの待ち状態が頻発していたことに対し、一部入荷の前倒しや、ドライバーによる仕分け作業の応援を行った。

もう一組はドラッグストアチェーンの薬王堂(盛岡市)と医薬品卸のパルタック、メーカー58社、ベンダー7社。返品削減と在庫偏重解消による販売機会ロスの削減に取り組んだほか、店舗間の商品移動システムを開発・運用した。

■大賞【食品物流未来推進会議、日食協物流問題研究会、納品リードタイム延長問題WG】
https://www.meti.go.jp/policy/economy/distribution/shh/2022_taisyou.pdf

■優秀賞【東急ストア、日本アクセス】
https://www.meti.go.jp/policy/economy/distribution/shh/2022_nipponaccess.pdf

■優秀賞【薬王堂、パルタック、メーカー58社、ベンダー7社】
https://www.meti.go.jp/policy/economy/distribution/shh/2022_paltac.pdf