Cargo.oneにJALカーゴも参加、アジアで優位に

（出所：カーゴ・ワン）

ロジスティクス日本航空は27日、貨物部門のJALCARGO（JALカーゴ）と、ドイツの新興企業、cargo.one（カーゴ・ワン）が提携したと発表した。JALカーゴが持つ貨物スペースを、カーゴ・ワンが運営する世界有数のデジタル航空貨物予約プラットフォームに提供する。

カーゴ・ワンは無料登録で利用できるデジタル予約のプラットフォームサービス「cargo.one」を貨物輸送事業者に提供し、貨物航空会社への橋渡しをしている。航空貨物の容量の検索や比較、予約、追跡がオンラインでリアルタイムに行えるもので、すでにANA Cargo（ANAカーゴ）やルフトハンザ・カーゴなどがこのプラットフォームに参加している。

発表によると、JALカーゴは、アジア環太平洋地域での主要航空会社としては5番目の参入となる。cargo.oneを通じたJALカーゴの貨物スペース予約は、この夏、欧州市場から開始する。カーゴが加わることで、この分野のアジア太平洋地域でのカーゴ・ワンの優位性が一層強化されることになる。

日航は「世界中のフォワーダーにとって、cargo.oneは航空貨物をデジタルで予約するための最良の方法だ」としている。