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ヤマトが日野製EVトラック500台、8月から導入

2022年7月29日 (金)

▲ヤマト仕様の日野デュトロZ EV(出所:ヤマト運輸)

ロジスティクスヤマト運輸(東京都中央区)は29日、日野自動車製の電気(EV)トラック「日野デュトロZ(ズィー)EV」を500台導入すると発表した。国産の小型BEV(バッテリー式電気自動車)で、ことし8月10日から首都圏を中心に順次導入する。量産型の国産小型商用BEVトラックの導入は国内で初めてという。

日野デュトロZ EVは最大積載量1トン、車両総重量3.49トン。乗員2人。最高出力50キロワット、バッテリー容量40キロワット時、1充電走行距離150キロ。超低床で、内部はウォークスルー型になっており、配達作業に使いやすい。

ヤマトと日野は2021年11月から共同で同車両を用いた集配業務の実証実験を行なってきた。温室効果ガス排出量の削減効果や、集配業務での効率性・実用性について検証し、効果を確認できたことから導入を決めた。首都圏のほか、中部、関西エリアを中心に全国で導入を進める方針だ。

ヤマトグループは、50年の温室効果ガス排出実質ゼロと30年の温室効果ガス排出量48%削減(20年度比)に向けて取り組んでおり、その一環として30年までにEVを2万台導入する目標を掲げている。また、ヤマトはEVを含む次世代モビリティーの開発や、EVの運用オペレーションの最適化のための活動、エネルギーマネジメントシステムの開発にも力を入れるとしている。