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車両確保の厳しさ増す、7月WebKIT成約運賃指数

2022年8月3日 (水)

調査・データ全日本トラック協会(全ト協)と日本貨物運送協同組合連合会(日貨協連)がまとめた7月の求荷求車情報ネットワーク(WebKIT)の成約運賃指数は前月の指数を5ポイント(P)、前年同月実績も3Pそれぞれ上回り、119となった。この指数は、2010年4月の運賃を100とした場合の成約運賃水準を示すもので、7月としては3年連続で上昇した。

一方、車両の確保を求める求車登録件数は、7月末時点で12万8690件となり、前年比で2万3271件、率にして22.1%の大幅な増加を記録。このうち、車両確保に成功した成約件数は、前年を1.8%下回る2万2604件にとどまり、車両確保の難しさが高まる結果となった。成約率は17.6%で、前年から4.3P低下した。

2022年度の成約運賃指数は7月末時点で114.5と、年度平均では前年度から1.1P下がったものの、荷物重量4トン以下に限定すると120.6で0.2Pアップとなり、10年4月の水準から2割以上の運賃上昇となった。逆に、4トン超は110.6で2.5P下がった。

▲平成22年(2010年)4月を100とした月別成約運賃指数の推移(出所:全日本トラック協会)