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三井化学、韓国でポリプロピレン触媒の合弁プラント新設

2010年10月5日 (火)

拠点・施設三井化学と韓国の湖南石油化学は5日、折半出資による合弁会社を設立し、韓国でポリプロピレン触媒生産プラントを新設することに合意した。

 

三井化学は、化学産業のキーテクノロジーである触媒の研究開発に注力しており、開発した触媒を自社の各種製品の生産に使用するほか、触媒自体の製造・販売をコア事業の一つとして、ポリオレフィン触媒を中心に事業の拡大を目指している。

 

また、湖南石化は1979年のポリプロピレン工場建設後、自動車産業、家電製品などの分野で原料として使われるポリプロピレン製品を生産する一方、発泡技術などの新技術開発を通し、高付加価値製品の開発に取り組んでいる。

 

ポリオレフィン市場は今後も安定的な成長が見込まれており、ポリオレフィン触媒も成長が期待できることから、三井化学は触媒事業の拡大に向け生産能力の増強、生産拠点のグローバル化が課題となっていた。湖南石化は、今後のポリプロピレン事業拡大に伴いポリプロピレン触媒の安定確保を必要としており、競争力強化のため自社工場用地内での生産を検討していた。

 

両社は今回の合弁会社・プラント新設により、今後必要となるポリプロピレン触媒の生産能力を確保し、触媒事業、ポリプロピレン事業の拡大強化を図っていく。