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東北北部大雨で貨物列車運転中止【12日14時時点】

2022年8月12日 (金)

国内8月上旬から続く大雨で、10日以降、東北北部で再び、局地的・断続的に激しい雨が降っている。土砂災害による鉄道施設への被害も拡大、津軽・海峡線などでJR貨物の貨物列車が運転中止となる事態となり、宅配便への影響も再び広がっている。

東北北部などで通行止め続く、道路情報【12日10時時点】

佐川、首都圏発北海道向け荷物預かり15日まで停止

【鉄道】

▲12日正午時点での運転中止区間と被害状況(クリックで拡大、出所:JR貨物)

JR貨物の発表によると、12日正午時点で、津軽・海峡線の青森信号場・函館貨物間と、奥羽線の大館・青森信号場間で運転を中止している。この影響で、北海道発着貨物列車を中心に運休・大幅な遅延が発生している。

これを含め、JR貨物が公表している列車遅延と運休状況のうち、大雨の影響による地区は次の通り。

北海道地区、青森・秋田地区、羽越線新潟地区、IGRいわて銀河鉄道線岩手地区、東北線福島地区、北陸線金沢地区、東海道線大垣・垂井駅間(岐阜県)

国土交通省によると、青森県では津軽線の大平・津軽二股間で盛土の流出・崩壊が起きていたが、9日からの大雨により新たに土砂流入なども発生した。復旧までは少なくとも1か月以上かかる見込み。五能線では大間越・白神岳登山口間での橋梁被害など4か所で、奥羽線では大釈迦・鶴ケ坂間での路盤流出など2か所で被害があった。山形県でも米坂線で盛土崩壊などが2か所あった。福島県では磐越西線の橋梁倒壊による運転見合わせが続いている。

【宅配サービス】

佐川急便によると、10日14時時点で荷物の配達と預かりに影響が生じている地域は次の通り。

荷物の届け・預かりが遅れる地域…北海道全域(北海道から全国に届ける荷物についても遅れる)、青森県西津軽郡

ヤマト運輸によると、12日14時時点で大雨の影響で荷物の配達に遅れなどが生じている地域は次の通り。

青森県鯵ヶ沢町・深浦町・中泊町・五所川原市(相内、磯松、太田、十三、脇元)、新潟県村上市(高根、川部、平林)・関川村(打上、内須川、上関、下関、勝蔵、滝原、辰田新、南赤谷、湯沢)▽福井県敦賀市・小浜市・若狭町・おおい町・高浜町・美浜町・南越前町▽福岡県から北陸3県(富山・石川・福井県)への荷物

日本郵便によると、12日9時時点で大雨の影響で引き受けや配達に遅れが発生している地域は次の通り。

北海道▽青森県▽秋田県▽福井県の一部地域